大切なことは、本とドキュメンタリー番組が教えてくれた。
お盆休みに体温計を忘れて実家に帰ってから、基礎体温をあまり計らなくなってしまいました。
以前アメリカに滞在していたことがあり、その時ドクターに「基礎体温はたいして意味がないから計らなくていいよ」と言われ、その通りにしていたのですが、帰国後もなかなか進展がない中、旦那様が「頼むから基礎体温くらい計ってくれ」というのでコツコツと日々計っていました。
ところが、実家から帰ってまた体温を計っていたところ、旦那様自身が「基礎体温ってあんまり意味ないらしいよ」と言うではありませんか。
わたしが実家で大の字になってのびのびしていた頃、旦那様は不妊治療についての本を読んだり、ドキュメンタリーを見たりしていたらしく、わたしが帰宅したら開口一番「僕が間違っていました。ごめんなさい」と言ってくれました。
で、その本に基礎体温はあまり気にしなくていい、ということが書いてあったらしく、前言撤回、基礎体温とか計らなくてもよしという考えになったようです。
今の病院の先生も、全然基礎体温のことは聞かないので、計らなきゃ計らないでいいのかもしれません。
旦那様が読んだその本は、講談社・ブルーバックスから出ている「不妊治療を考えたら読む本」。
著者は、名古屋の有名不妊治療クリニック・浅田レディースクリニックの院長、浅田義正先生と、出産医療ライターの河合蘭さん。
この2人なら間違いない。
わたしはまだ読み始めなのですが、なにかと複雑な不妊治療のことを、分かりやすく丁寧に書いてあるので、かなりおすすめです。
ちなみに、河合蘭さん著の「出生前診断」は以前読んだことがあるのですが、これもとても分かりやすく、さまざまな視点から書かれているので、一読の価値ありです。
パートナーが協力的でない、というのもたまに聞く悩みのひとつではあるけれど、自分自身も勘違いや思い込みから不必要に思い悩んだり、ケンカしたりなど、治療をしていると本当に色々なことがあります。
論理的で正しい情報を、夫婦で一緒に見たり聞いたり読んだりして、同じ知識を共有することが、お互いに理解し合うために必要なんだなと思いました。