私事ですが。

双子を育てる母の日記です。

33w6d 「自然な」お産

ベッドでゴロゴロしながらネットサーフィンをしていたら「プライベート出産」というものがあることを知りました。

「無介助出産」とも言うようです。

 

いろんな記事を読みましたが、あまりに衝撃的すぎてやや混乱気味です。

おそらくわたしは、どんなに本や記事を読み込んで考えても理解することはできないでしょう。

 

プライベート出産、それは医師、助産師など医療の力を全く借りず、家族だけ、あるいは自分1人で自宅で出産すること。

妊婦健診にも行かず、母子手帳も貰わないようです。

本来女性には自分で子供を産む力が備わっている、100年前の人たちはみんな自力で産んでいた、それが自然なお産の姿だという考えからきているようです。

 

わたしには到底理解できません。

高齢という「不自然」な出産。

「ドーピング上等!」で使えるホルモン剤はどんどん使って、人の手を借りた不妊治療。

双子という異常妊娠。

母子の安全を最優先にして選んだ大学病院。

毎日体温、血圧、おなかの張り、食事も便通も胎児の心拍もバッチリ管理された入院。

分娩方法は予定帝王切開。

医療の力にバックアップされた妊婦生活に、プライベート出産など思いつきもせず。

 

自然とはなんぞや。

100年前のお産でどれだけの母子が命を落としたのか。

 

まぁやりたきゃやりゃいいと思います。

所詮他人事ですし。

わたしも「不自然だ!自力でがんばれ!」とか言われるとうっとおしいですし。

 

わたしはヨガ好きなこともあって、自然だとかナチュラルだとかオーガニックだとか、そういう情報もひと通りみてきました。

なので、そういったものに否定的ではありませんが、付き合い方というものがあると思っています。

 

何のために医療が発達してきたのか。

何のために便利なものが作られたのか。

「昔はこうだった」というものが、本当にいいものなのか。

「昔の、自然の、本来の」が「流行り」になっていないだろうか。

 

いろんな出産方法があるとは思っていましたが、まさか自ら望んで1人で出産という方法があるとは思わず、かなりの衝撃でした。

もしわたしがプライベート出産にしていたら、来月死んでる可能性がかなり高いな。

 

わたしの今の目標は3人とも元気に無事に、生きて自宅に帰ることなんで、これからも現代医療の力に頼っていきます。