2mo. 母乳終了のお知らせ
おかあさんのおっぱいは終了いたしました。
妊娠中、のんきにこんな記事も書いていましたが、有無を言わさず終了です。
最初からそこまで本気で母乳にこだわってなかったからなぁ。
もっと本気出してたら、もっと出ていたかもしれない。
しかしパトラッシュ、僕もう疲れたよ。
産後翌日から始めたおっぱいマッサージ。
拷問のようでした。
痛くて痛くて涙がちょちょぎれながらなんとか初乳を出すことができ、最初はスポイトでほんの数ミリリットルを搾乳し、子どもたちのもとへ運んだのでした。
退院してからも、約3時間おきに搾乳し、ときには夜中に起きて搾乳し、NICUへ運んだのでした。
この頃、左右10分ずつ搾乳して合計40mlくらい。
話に聞いていたように、ピューピュー出てくることはありませんでした。
うまく吸わせることもできなかったし、子どもたちもまだ上手に吸うことができなかったので、毎回格闘し、直接授乳では20mlくらい飲んでもらえればいいほうでした。
搾乳ってねぇ、さみしーい気持ちになるんですよ。
でも、それなりに張ったりしてたし、免疫力もつけさせたかったからがんばりました。
子どもたちが退院するころ、ふたりともだいぶ上手に吸えるようになりまして。
わたしも慣れてきて、わりとスムーズに授乳できるようになりました。
それでもミルクと混合だったのですが、出なくても直接授乳していると出るようになると言われていたので、がんばって日中は毎回直接授乳していました。
そんな生活の中、ふと、いまおっぱいどのくらいでるようになったかな、と思って搾乳してみたんですね。
そしたらNICU通いの頃から全然増えてなかったのです。
そこで心が折れちゃいました。
めげずにがんばっていたら、もっと出たかもしれません。
でもイヤになっちゃった。
ミルクを飲ませる時間はひとりあたり20分くらい。
ふたりで40分。
そこに出ないおっぱいを15分くらい吸わせることに意味を見出せなくなってしまいました。
スパッと止めてもよかったのですが、免疫力のことが気になって止められず、もやもやしながらゆるーく直接授乳をしていました。
最近のペースは1日1回、どちらかに、という感じ。
だけど、もうおっぱいは張らないし、直接授乳したあとに普通にいつもの量のミルクを飲んだ我が子を見て、あ、もう終了したんだな、もういいかもな、と思ってしまって、おかあさんのおっぱいは終了いたしました。
完全ミルクでいいじゃーんって思うし、人には言うけれど、実際我が身に降りかかるとやっぱり後ろめたさがありますね。
会う人会う人、うそみたいに全員に「母乳は出てるの?」って言われるし。
みんなあいさつ代わりぐらいほぼ全員言う。老いも若きも。
母乳はどうとか聞くものじゃないと思ってたけど、世の中はそういうわけじゃないのね。
母乳育児したいのにできない人が追い詰められるのも分かるわ。
幸い、ミルク育児に理解のある人たちに恵まれているので、静かに完ミに移行します。
現在のわたしの胸ですが、サイズは妊娠前と同じくらいに戻りました。
もともとささやかなお胸だからか、川上未映子の言うところの「打ちひしがれたナン」にはならず形を保っておりますが、感触はやわやわで張りは消滅しました。
乳よ、束の間の夢をありがとう。